黄昏色の呟き

俺メモ 虚空に向かって呟かれる独り言

TOS-CON参加

というわけで18日(土)には厚木まで足を延ばしてTOS-CONに参加。
ここは某大学のTRPGサークルが主催している学生コンベ。随分以前から半年一回ペースで開催しており、私も過去何度か楽しませてもらってたりする。
生コンベといって侮るなかれ、ここのコンベ、シナリオの質が高く当たりGMが多い。どうやら学生という利点、有り余る時間を使ってテストプレイを何度も繰り返してシナリオの質を高めているよう。
確か、以前参加したときのGMは一つのシナリオを夏休みを利用して十回近くまわしたとかなんとか・・・さすがにこれは社会人GMや開催サイクルの短いコンベでは真似できんだろうな。
まあ、私がここまで評価してたりするのも、ここのコンベで過去、楽しいセッションを体験させてもらってたりするからなんだが。


以下、セッションの感想


今回私が参加したのは、現代を舞台にしたミステリ調のガープス4版卓。あとから思い出したんだが実は前回参加したときも今日と同じGMの卓だった。
システムは基本のベーシックのみでPCはアーキタイプガープスには珍しくハンドアウトも採用していた。
シナリオは、ある山奥の寒村をそれぞれの理由で訪れたPCたちが、村に伝わる鬼神の伝承にまつわる殺人事件に巻き込まれ(首を突っ込み)ていく、という王道をゆく伝奇ミステリーシナリオ。
セッション終了後にネタバレ設定を聞いてみると、かなりきっちりシナリオが作ってあったのが好印象だった。トリックも王道だが、無理なくPLの頭を十分悩ませられるものだったし、伝奇的な雰囲気もよく出ていたと思う。
私もセッション中盤の頃には、久しぶりの推理物にかなりドキドキワクワクしていた。

ただ、かなり残念だったことはようやっと情報が集まり始めたという段階で突然クライマックスが来てしまったこと。
パズルで例えるなら、情報というピースを集めている段階でシナリオが終わってしまった感じ。集めたピースを組み合わせる、つまり推理する段階まで辿り着けなかったのはかなり不完全燃焼だった。
原因は、終了時間が迫っていてとか、PLが効率的に情報を集められなかったとか、PCの一人(実は私のPCです)が警告に気づかずシナリオ終了となる地雷を踏んでしまったとか考えられるんだが、正直あと少しでいいから時間の猶予が欲しかった。
確かにセッション中、時間はおしてたんだが、突然セッションが終了した時点でまだ閉会式まで30分あったのだから、もう少し何とかできたのではと思う。
PLにも反省すべき点はあったと思うが、セッション中盤までは楽しかっただけにそこがとても残念でならない。

もう一つ残念だったのは件の地雷を踏んだ自PCがその場で殺されちまったことだったり、銃で撃たれたんだが、直接の死因は階段から落ちての打撲というのが笑えますw
どうやら、私がGMからの警告を見逃したらしいですがorz
せめて、ミステリィのお約束として、何か真相に辿り着いてから殺されたかった・・・
まあ、残念ではあるけどこれはこれで別に良いんですけどね。



そんなこんなでどうも不完全燃焼な一日でした。
ああ、でもこういうミステリィ系のシナリオをもっとやりたくはなったね、昔作ろうとして途中で放り投げたまんまの伝奇ミステリィ風シナリオをリメイクしてみようかと考えている。
そういう点では得るものはあったかな。